パワハラ 定義

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策定が急がれる国と地方自治体を統一したパワハラの定義

職場における問題として、パワハラが世間一般に広く認識されるようになっていますが、このパワハラは、どのように定義されているのでしょう。
世間一般の理解としては、職場における上司の嫌がらせと理解されています。
それでは、この嫌がらせというのは、どの程度のものなのでしょう。
この点については、行政や学識者それぞれで若干の温度差がありますし、パワハラについての定義自体が統一されたものではありません。

 

厚生労働省が提案するパワハラの定義

国の定義つけとしては、厚生労働省が次のように定義を提案しています。
以下、引用しますと、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景にして、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう、としています。
この厚生労働省の提案のポイントは、職場内の優位性です。優位性とは、単なる上司と部下という関係だけではなくて、同僚同士でも、その関係に優位性があれば該当するということを示しています。
つまり、上司からの嫌がらせだけではなくて、同僚間の嫌がらせでもパワハラにあたる、ということになります。

 

パワハラの定義の策定は自治体が先行

また、この厚生労働省のパワハラの定義については、あくまで定義の提案である、ということも見逃せないポイントです。
提案という枠の中での定義ですので、厚生労働省が定義を定めたというものではないのです。
パワハラの定義については、厚生労働省はもとより、東京都をははじめとする各自治体で、具体的に定義を定める動きが活発です。
特に東京都は、1995年にパワハラを定義して、労働相談に応じていますので、こうした自治体に対して、国サイドの動きは緩慢な印象を受けます。
今後は、国がパワハラについての具体的な定義をしっかりと定めて、各自治体に落とし込んでいくという取り組みが必要になってくると思います。
パワハラの定義という件に関しては現状では、国の対応よりも自治体の対応が先行しているといえるでしょう。

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